沖縄のビーチ沿い土地を買う

沖縄の不動産需要にはわりあいはっきりしたトレンドがあります。最近たいへん多いお問い合わせは「ビーチ沿い、または海が目の前の土地はありますか?」というもの。ごく一部が別荘やセカンドハウス用で、大半が「宿泊施設(民泊事業)を考えています」というお話です。
その規模は様々ですが、個人の方からかなり規模の大きい企業様まで、現在は沖縄での宿泊事業を検討されるのがトレンドのようです。
しかし、沖縄といってもビーチの数は限られていますから、そういった物件はめったに出ません。出たとしても非常に高価です。

数年前までは安かったビーチ沿い土地

特に東日本大震災直後の5年ほど前は、ビーチ沿い土地や海沿いの土地の価格がもっとも下がった時期でした。この当時のトレンドは「海が見える高台の土地」で、ほぼ100%近くの方が「海沿いは津波が怖いので」とおっしゃっていました。
この当時であれば坪単価3万円程度だった宜野座村漢那の土地(ビーチが目の前)は、現在では坪単価5~10万円に上がっています。
海沿いの土地に関わらず、「沖縄でこんな土地がほしいな」と考えている方は、まずこのようにはっきりしたトレンドがあることを意識されるとよいでしょう。つまり、同じことを考えている人が大量にいます。

その中で何を狙うか?

ビーチ沿いの土地であっても、大規模なものはまだ手に入ります。坪単価は多少上がっていますが、5年前の2倍程度ですから、事業計画が成り立つ可能性も高いと思われます。通常物件であれば「非公開物件」というものは存在しないのですが、大型土地については非公開で売買されることもありますので、海沿いの土地を多く扱っている業者に問い合わせてみる価値はあるかもしれません(過度な期待は禁物ですが)。気になる土地があるようでしたら、所有者を探して交渉してみることならできる場合があります。
また、ネットの広告でも、数千坪レベルの大型物件がちょくちょく掲載されていますから、しっかりした事業として計画されている方はネットで丁寧に情報を追っていくとよいと思います。
非常に難しいのが、小規模なビーチ沿い土地。個人の方が民泊営業を考えて「海沿いの小さな土地を」と求められるケースも非常に多いですが、ある程度安価な土地を探すことはほとんど不可能です。なぜなら、ビーチ沿いの土地はすでに押さえられていることが多いからです。そのような中で出てくるビーチ沿いの小型土地は、坪単価が15~30万円に。恩納村では坪単価40~50万円というケースも見かけます。
実は、弊社で本部町のある地域のビーチ付近をしらみつぶしに調査したことがあるのですが、名義人として誰もが知っている大企業の名前が何度もあがってきました。そのように、今すぐに利用不可能な土地であっても、ビーチ沿いのロケーションを押さえてしまう企業が存在します。大企業でなくても、「なぜこの会社が?」と思うような企業名が、登記名義人として何度もあがってくることがあります。
そこで小規模ホテル・民泊施設では、割安な高台オーシャンビューにシフトした方が、事業計画が立てやすい場合が多いと考えています。
たとえば海洋博公園(美ら海水族館)に近い静かな立地を狙うとか、高速道路出口から近い交通の要衝を狙うとか……。

建物の内外装や外構の作り込み方で差をつければ、人気宿泊施設になる可能性は十分あるのではないでしょうか? 沖縄に来る大勢の観光客の、ごく一部をつかまえればいいわけですから。

前のページにはブラウザの『戻る』でお戻りください。
ページトップへ戻る