古民家はボロくても壊しちゃだめ!

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今帰仁村内の不動産価格査定の情報を紹介したエントリー「2017年不動産価格査定情報 今帰仁村」でもご紹介したように、ごく普通の今帰仁村内の宅地の坪単価は3万円前後。オーシャンビューであれば3~5万円くらいで、海沿い(ビーチフロント)であれば坪単価は10万円台に跳ね上がります。

フォームしても、古民家を手に入れたい」という人が増えているのです。その理由は後で説明するとして、最近の事例をご紹介しましょう。

390万円→550万円に売出価格アップ

最近価格査定のご依頼をいただいた物件、今帰仁村内の130坪の土地に、かなり朽廃した古民家が立っていました。普通に考えれば土地のみの価値しかありません。坪単価3万円とすると、約390万円。

しかし、どんなに古くてコンディションが悪くても、数百万円で買える古民家には買い手がつきます。そこで、値段は強めの550万円で売り出しをするようにご提案しました。結果はかなりの人気物件となり、週に2~3組ご案内するような状況に。結果的には多少の価格交渉が入ったものの、査定額よりかなりアップした金額で契約に至りました。

どうして古民家が人気に?

昔から古民家を探して「住みたい!」という方からのご相談は多かったのですが、ここ数年の傾向としては「古民家を事業用で利用したい」というニーズが増えている点が特徴的です。

古民家カフェなどもたまに見かけますが、最近もっとも問い合わせが多いのは「古民家の民泊施設」。古民家を雰囲気よくリフォームして、おもにインバウンドのお客様に宿泊してもらうという営業形態です。沖縄ではホテルが不足しているといわれていますし、そうでなくても沖縄らしい変わった宿に泊まりたいという需要は根強くあります。

そこで、少々コンディションがわるい古民家でも、改造して利用しようという事になるわけです。プライベートで古民家を探している方に比べて、事業用で探している方は予算が潤沢ですから、結果的に古民家の取引価格はあがっている……ということがいえます。

もし売却をご検討の土地上に古民家があったら、壊してしまう前にご一報ください。担当者がすぐに調査にうかがい「これなら売れそうです」「ここまで朽廃するとさすがに難しいでしょう」というアドバイスをさせていただきます。

いきなり壊してしまうのはもったいないですよ!