不動産の広告で、戸建て住宅が2000万円と書かれていた場合、2000万円を支払えばその住宅が手に入る訳ではありません。
実際には仲介手数料、所有権移転費用(司法書士報酬と登録印紙税)、固定資産税、契約書に貼る収入印紙代、住宅ローン事務手数料、ローンの契約書に貼る印紙代……などの諸費用がかかってきます。
これらの額は、おおざっぱに物件価格の5~10%程度といわれています。
この金額をトータルで支払う必要があることにご注意ください。
また、ローンを組める金額は、一般的に年収の5~6倍程度といわれています。
これは物件によってもかわってきますので、あくまでも目安。気になる月々の返済は、以下の表のようになります(35年払い、金利2.1%、元利固定、ボーナス払いゼロで計算)。
最低限これらを頭に入れてから、物件探しをスタートしましょう。
琉球銀行で配布している『マイホーム購入ガイド』は、無料ですがわかりやすくておすすめです。
関連リンク
物件はたくさん見ておきましょう
不動産は高価な買い物ですから、なるべくたくさんの物件を見て比較検討する必要があります。
「あんまり買う気がない物件だけど見ても気を悪くしないかな?」という心配は必要ありません。不動産営業マンも、「せっかく案内したんだから、絶対買ってくださいよ」とは思っていません。
むしろ、「どこが気に入って、どこがダメだったか」というコミュニケーションをとっていただければ、とても参考になります。
お客様の不動産に対する考えがわかればわかるほど、いい仕事につながります。
またお客様の立場から考えると、物件をたくさん見て、営業マンと意見交換をしていくと、だんだん見る目が肥えてくると思います。
買いたい物件が出ても、すぐに手付けを打ちません
不動産の場合「これを買いたい」と決めた時点からの購入の流れが、普通のお買い物と比べてかなり複雑です。
まず、「これを買いたい」と思った段階では手付け金を打ったりはしません。なぜなら、物件について詳細を把握していない(不動産業者からの重要事項説明を受けていない)段階で金銭を支払うことにはリスクがあるからです。
※比較的少額の「申し込み証拠金」的な金銭を預かって、購入申し込みの証拠とする業者もあるようです。
というわけで、実際の購入の流れを、こちらからダウンロードしてみてください。
関連リンク