登記件数から見るコロナ禍の不動産売買

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2021年の10月となり今年も残り3ヶ月となりました。

緊急事態宣言も明け、経済活動も徐々に復活できるのかなぁ

なんて思ったりもしていますが、同業者さんとの会話では

あんまり物件動いてないねぇ、なんて話もチラホラ聞いたりします。

弊社では取引件数はそこまで減ってはいませんが、単価が恐ろしく下がっています( ´∀` )

そんな折、とある同業者さんから法務局に出されている登記申請が例年の半分ほどになっている、という驚きの情報を頂きました(所有権移転とか抵当権設定などもひっくるめてらしいですが)

それはそれは景気も悪くなるはずだ、と思いながらも同業者の言葉を疑いつつm(__)m、国土交通省や法務省のページを開いてみました。

2021年8月までの暫定値ですが(1年の66%)

意外と2020年に迫るペースであることが判明。

また、取引面積のデータもあり

こちらも2020年に迫る勢い。ただ、やはり2019年と比べるとどちらも減少傾向となっています。

また、法務省のページより

2019年度 土地売買の所有権移転  1,217,473件 登録免許税  2268億4876万9500円

     建物売買の所有権移転   356,278件 登録免許税  458億9533万2100円

2020年度 土地売買の所有権移転 1,199,262件 登録免許税  2093億7391万1500円

     建物売買の所有権移転  330,410件 登録免許税   430億1435万8100円 

今年度は2020年度と同じくらいになりような感じではありますが、2019年度と比べると減少傾向であることが分かります。数字が大きすぎて、なにやら良くわかりませんが、登録免許税のトータル差額が2019年度と2020年度で203億5583万2000円。軽減税率を考慮せず税額を1000分の20だとすると、、、評価額で1兆円以上の差が!!

売買価格にすると数兆円規模で総額の取引価格が下がっているんでしょうねぇ。。。内地の大手不動産会社が自社ビルを手放した、なんていう話もうなずけます。新型コロナウイルスの治療薬の話も出てきていますので、今後またV字回復を期待したいですね。