不動産競売、過去2番目の少なさ

Posted by

報道によると、2018年の沖縄県内の不動産競売件数が、1989年以来過去2番目に少ない水準となったようです(東京商工リサーチ沖縄支店)。企業の倒産件数が少ないため、金融機関による差し押さえが少なくなったことや、任意売却が盛んになったことなどが原因と説明されています。

昨年の競売物件内訳は次の通りです。

土地51件
一戸建て43件
マンション9件
アパート4件
商業施設3件
工場・作業所1件

地域別では国頭郡が最多で、年間24件。それはなんとなく実感としてもわかる気がします。北部の競売物件(とくに土地)はやや多いですね。

東京商工リサーチ沖縄支店では、沖縄県内の好景気が背景にあるとしており、この状況はまだしばらく続くと予測しているようです。

また、競売物件以外の不動産についても、しばらくは好景気の影響で高値が続きそう。前回のバブル崩壊を知っている先輩不動産業者さんたちは「このバブルもそろそろ崩壊するよ」と異口同音にいうのですが、その予想は外れるかもしれません。

しかしながらバブルである以上、いつか崩壊する可能性は高いわけですから、そのときに備えて注意することは必要でしょう。不動産の保有と売却タイミングについて、相変わらずシビアな判断が求められるといえそうです。